札幌光星中学校・札幌光星高等学校

校長メッセージ

「心の目」をひらき、真理を追究し、豊かな未来を創るリーダーを育成

校長 駒井 健一郎

 われわれ人類は、有事には傷ついた人に我が身のように寄り添い、平時には他人の粗を探すことが往々にしてあり、そのような歴史を繰り返してきました。そして昨今も情報化、グローバル化、パンデミックの渦中で、これまでになく注目されるようになった「多様性」に、温かな眼差しを注いだり、同調圧力を掛けたりしています。未来を託されているみなさんには、目に見えるもの、見えにくいもの、見えないもの、急に見えてくるもの、この世のものすべてを「心の目」で観察する力を身に着け、物事の真理を悟り、正義に生きる人となることを望みます。本校での学びを通し、無条件に平和な、そしてすべての被造物への尊厳にあふれる持続可能な社会を築くための一員として、世界に大きく貢献する人物へと成長することを願います。

令和6年度 始業式  2024年4月9日

 本日より令和6年度の学校生活がスタートいたします。昨日の中学校入学式で87名、高校入学式で328名の新しい仲間を迎え入れることができました。あらためて、入学おめでとうございます。先輩、先生、その他たくさんの学園で働く方々は、心より皆さんのことを歓迎します。まだまだ馴れない新生活で不安に感じることも多いと思いますが、私たち光星ファミリーは、みなさんのことを全力でサポートします。ぜひ、頼りにしてください。
 今朝も校門の前で皆さんと元気な挨拶を交わすことができました。今日一日を活き活きと生活するためのパワーを受け取ることができました。中学生247名、高校生1061名、全校生徒1308名、そして教職員139名、清掃してくださる方や警備の方、学生食堂の方々を合わせると、毎日この学園に関わる方々は1500名前後になります。この学園で一緒に生活するファミリーが、毎日、笑顔で挨拶を交わし、この空間を愛してくれたら最高です。また、みなさんの御家族や同窓会、後援会の方々を含めますと、3万から4万名の方々が光星を支えてくれています。本校に関わる全ての方々にとって信頼と安心の場となるよう今年度もみなさんの協力をお願いします。
 先月の終業式の際にも先輩たちの大学合格実績について紹介しました。その後も吉報は続き、国公立大学合格は176名(うち現役154名)、東京大学をはじめ、大阪大学2名、東北大学3名、神戸大学2名、そして北海道大学には25名の合格など、大きな実績を残してくれました。また、私立大学にも早慶上理17名、MARCH(明治、青山学院、中央、立教、法政)55名の実績を残しました。3月に卒業した先輩たちは、319名と例年に比べ、在籍数の少ない学年でしたが、約半分の先輩が、2人に一人が現役で国公立大学合格を果たしました。最後まで粘り強くチャレンジした先輩たちは、本当に立派でした。まだまだコロナの影響が残る中での高校生活でしたが、多くの先輩が部活動を3年間全うし、あるは光星祭などの行事、生徒会活動も全力で取り組み、与えられた環境に心から感謝し、仲間との連帯を大切にし、自分たちのベストを尽くし、志を高くもって力強く巣立っていきました。後輩のみなさんにたくさんの勇気をあたえてくれた先輩たち。こういった先輩たちの姿勢こそが本校の校訓である「地の塩 世の光」の意味するところです。自らの才能に気付き、その才能を磨き上げ、あなたの才能を必要とする人のために惜しみなくあたえ、平和な社会を作るための一員となるという「光星プライド」を、是非みなさんも引き継いでください。
 さて今年度、札幌光星は創立90周年という大きな節目を迎えます。2月にみなさんに募集した90周年記念ロゴマーク、たくさんの素晴らしい作品の中から4年生の最上尋史君の作品を採用することにしました。また、すでにご案内している通り、記念事業として5月ころに学生食堂のテーブルと椅子をリニューアルし、学校祭前までにみなさんの憩いの場である中庭の整備を行う予定です。さらに7月中旬からはグラウンドを全面人工芝にする工事をスタートさせ、11月1日の記念式典までに完成させる予定です。記念式典は、同窓会関係者や学校関係者など多くの御来賓をお迎えし、90年の歩みを振り返り、100周年へ向けてますます飛躍することを生徒のみなさんにプレゼンしてもらう企画にしていきます。多くのみなさんが、様々な場面で記念式典に参加してくれることを願っています。
 創立90周年関連以外にもいろいろな変化がありそうな2024年度ですが、最後に新年度をスタートするみなさんに先ほどの聖書朗読の箇所の一つ前の章になりますが、新約聖書の「ローマの信徒への手紙 12章 2節~3節」を紹介します。

 「あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。わたしに与えられた恵みによって、あなたがた一人一人に言います。自分を過大に評価してはなりません。むしろ、神が各自に分け与えてくださった信仰の度合いに応じて慎み深く評価すべきです。」

 この聖書のメッセージが理解できますか。古い自分を脱ぎ捨て、心を新たにし、自分自身が心から望み、あなたのことを支えてくれている方からも望まれる生き方をしなさいということです。みなさんには叶えたい目標があり、思い描く将来があり、その実現のために札幌光星を選んだ初志を貫く決意を、始業式の日に改めて確認し、腰を据えて努力する覚悟をしてください。誘惑にフワフワと流されず、薄っぺらな誉め言葉に惑わされず、驕り高ぶらず、謙虚で強い自分を作ってください。そのような行いをブレずに続けることが大切です。みなさんには将来、様々な方法で多くの方々を支える生き方をしてほしいですし、真の優しさを身に着けてほしいです。みなさんの健闘と成長を心からお祈りします。

令和6年度 高校入学式  2024年4月8日

 大きな希望、そして目標を胸に、この先の自らの学びへの強い意志をもち、この場に臨まれた6カ年コース57名、マリスコース255名、ステラコース16名、合計328名のみなさん、今お名前が呼ばれ、入学が許可されました。札幌光星高等学校へのご入学、誠におめでとうございます。本日ご来賓のPTA会長、上戸陽一様とともに、この良き日を心よりお祝い申し上げます。また、これまでみなさんを支えてこられたご家族や関係者の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。
 本校は1934年の創立から数え、今年の11月で90周年という大きな節目を迎えます。みなさんは本校の第90期生となります。札幌光星は、これまでに3万名を超える多くの優秀な卒業生を輩出してきました。本校の歴史と伝統は、先輩方が築き上げた財産の積み重ねによるものです。みなさんも札幌光星の生徒として、その名に恥じぬよう責任と自覚をもって行動してください。
 およそ4年にわたる新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの影響をようやく受けることなく、コロナ前の日常が戻ってきたという印象をうける今年の春ですが、みなさんの小学校6年生、中学校1年生、2年生の頃の衝撃的な日々は、この先も歴史の1ページに深く刻まれることでしょう。いまさら辛かった日々の記憶を蒸し返そうというのではありません。しかし、あの時、何が起き、どんな行動をし、その結果どうなったのか。あるいはどうすべきであったのか。私は、歴史的出来事に対する検証作業を様々な立場で行う必要があると感じます。未来がよりよいものとなるために歴史から学びとる姿勢は、いつの時代にも求められます。コロナ禍の出来事だけを見ても、パンデミックの初期には、日々未知のウイルスによって命を奪われる方のあまりの多さに、無力感や恐怖感を覚えました。次いで世界が一致団結し、「すべての命を守る」ことを真剣に考え、マスクの着用や密集を避けるなどの公衆衛生への積極的な協同作業を始めました。しかし、徐々にウイルスの正体らしきものが分かりはじめると、「すべての命を守る」ための行動は、徐々に窮屈でストレスの重なる作業へと意識され、また、ワクチン開発をはじめとする様々なコロナ外交やマネーゲームに見られる覇権争いへと変貌していったように記憶しています。さらに世界的なパニック状態は、複雑な要因が交錯する中でいくつかの地域紛争へと進んでしまいました。
 わたしたち人類は、有事には傷ついた人に我が身のように寄り添い、平時には他人の粗を探すことが往々にしてあり、そのような歴史を繰り返してきましたが、本来、繰り返すべきではなかったこともたくさんありました。昨今も情報化、グローバル化、パンデミックの渦中で、これまでになく注目されるようになった「多様性」にも、同じ人間が温かな眼差しを注いでいたかと思えば、「多様性」の名のもとに個々の主義主張を一方的に示したり、同調圧力を掛けたりすることもありました。
 わたしたちには、自分自身が今ここに生き、生かされている一瞬一瞬の出来事について、検証し、真理を追究する姿勢が求められます。歴史を学び、歴史から学ぶ姿勢を、未来を託されているみなさんには、ぜひ身に着けてほしいと願います。人として最も大切にすべきものを知り、大切なものを見極め、大切なものを守り通す知恵と勇気を身に着けてほしいのです。目に見えるもの、見えにくいもの、見えないもの、急に見えてくるもの、この世のものすべてを「心の目」で観察する力を身に着け、物事の真理を悟り、正義に生きる人となることを望みます。本校での学びを通し、無条件に平和な、そしてすべての被造物への尊厳にあふれる、持続可能な社会を築くための一員として、世界に大きく貢献する人物へと成長することを願います。
 コロナ禍もそうでしたが、自分の身に降りかかった出来事を「運命」というのかもしれませんが、私たちは未来を予知できない以上、どこかで自分の「運命」を受け入れなければなりません。みなさんの中には15の春がイメージ通りにいかなかった方もいると思います。今この瞬間も心の整理が完全についていない状態で入学式の席についている方もいるかもしれません。しかし私たちは自分自身の力で過去を変えることができない以上、現在を受け入れ、前を向き、未来に向かって歩いていくことしかできません。ただ変えることができない過去に対し、受け入れざるを得ない現在に対し、いかなる「運命」にも意味があるはずであると洞察し、未来をよりよく、強く、しなやかに生き抜くための教材とすることはできるはずです。ぜひ、「運命」が自分を成長させてくれることに感謝できる人となるよう札幌光星でベストを尽くしてください。心を開き、本校での学びを通し、自分自身の夢や目標を見定め、その実現のために多くのチャレンジをしてください。札幌光星には、お互いを大切に思う仲間がたくさんいます。いつも明るく挨拶を交わし、優しい心で支え合い、成功を願い、応援する雰囲気にあふれています。安心して学校生活を送ることができる日々を支えてくれる、たくさんの先生方、先輩、そして共に新生活を始める328名の仲間がいます。この学園で関わる多くの方々と連帯し、分かち合い、赦し合う素晴らしさを実感してほしいと願います。そのような温かな雰囲気に守られながら、「運命」を肯定的に受け入れ、あたえられた環境でベストを尽くし、弛まぬ努力を続け、自分にあたえられた才能を丁寧に磨き上げ、多くの人の助けとなる人になってください。これこそ本校の教育方針と理念です。本校の校訓「地の塩 世の光」とは、自分自身の優位性をひけらかすことなく、自分の持てる力や才能を、それを必要とするすべての方に惜しむことなく差し出すこと、世界が平和になるよう、自分自身の持ち場でベストを尽くし、社会に貢献できる大人へと成長しなさいということです。「人にしてもらいたいと思うことを人にもしなさい」という聖書の教えの通り、札幌光星は、常にそのような姿勢をみなさんに求めます。他者との関わりによってしか、自分の幸福の実現に至る道が開かれないことを知り、他者のために尽くすことを歓びとする人になってください。札幌光星は、みなさんがその理想を実現するために心を込めてサポートしてまいります。
 保護者の皆様、御子息、御息女の本校への御入学に御理解をいただき、心から感謝申し上げます。環境が大きく変わり、何かと御心配なことも多いかと思います。担任をはじめ、学園が一致団結してサポートしてまいります。学校は楽しいところです。どうぞ安心して学校に送り出してください。これから3年間の御支援と御協力をお願いいたします。
 新入生のみなさん、これからの3年間、自らの健康を大切にし、体と心を鍛え、しっかりと勉学に励んでください。新たな友人と出会い、語らい、生涯の友を数多く作ってください。みなさんが3年後に有終の美を飾り、次のステージへと羽ばたいていくことを心より期待しています。

令和6年度 中学校入学式  2024年4月8日

 大きな可能性に瞳を輝かせ、この場に臨まれた87名の皆さん、今、名前が呼ばれ、入学が許可されました。札幌光星中学校への御入学、誠におめでとうございます。皆さんの入学を心より歓迎いたします。本日ご来賓の父母の会会長、田原恵美様とともに、この良き日をお祝い申し上げます。また、これまで皆さんを支えてこられたご家族や関係者の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。
 札幌光星学園は、今年、創立90周年を迎え、これまでに3万名以上の卒業生を輩出し、先輩たちは北海道内にとどまることなく、さまざまなフィールドで活躍をしています。そしてこの6カ年コースが1994年にスタートしてから、今年で30周年を迎えます。この大きな節目の年に入学するみなさん一人ひとりが、次の時代を切り開く希望に満ちた存在として活躍することを心から願っています。
 新入生のみなさんは、札幌光星での新生活の中で、特に何を楽しみに入学したでしょうか。教科書を使わない光星独自の探求的学びであるルクスプログラムでしょうか。フレンドシップミーティングやサマースクールなどの宿泊行事でしょうか。運動系や文化系の中から自分が興味のある活動に取り組むことができるサークル活動でしょうか。学校祭やスポーツデイ、遠足や芸術文化発表会などの行事でしょうか。それともたくさんの英語体験や異文化交流ができるイングリッシュキャンプや海外研修旅行でしょうか。これから始まる6年間の学校生活のすべての学びが、一つ一つ凝縮したものであり、それぞれの体験がみなさんの人間性に深い味つけをし、連動し、大きな財産を築いていくこととなります。みなさんは今日この瞬間からすべての学習、すべての行事、すべての出会いに心を開き、すべてを吸収し、自らの成長の糧としてください。
 そして、そのような日々の積み重ねの延長に、その先の大学進学という大きな目標に向かってチャレンジする力を着実に備えていくのです。この春に卒業したみなさんの先輩方も、6年間を通し、札幌光星の生徒としてのプライドを身に着け、自らが希求する将来をしっかりとイメージし、夢を叶えるに相応しい進路へ、勇気をもってチャレンジしました。そして東京大学、大阪大学、東北大学、神戸大学、北海道大学など難関大学に現役での合格を果たしました。努力をし、目標である大学に合格することは素晴らしいことです。しかし、それ以上に大切なことや見失ってはいけないことがあります。それは、人として大切なことが何かを「知ること」、そして大切なことのためにブレることなく「行動すること」、さらには大切なことへの自分の解釈が間違っていないかを周囲の人に誠実に「聞くこと」です。あなたの人生は、あなただけのものではありません。世界中の方々の幸せのためにあなたの人生が大切に豊かに扱われなければなりません。謙虚さを身に着け、多くの人の幸せのために働ける人となってください。
 札幌光星学園は、昨年、カトリックミッションという共通の教育理念で運営されている上智大学と高大連携契約を結びました。今後は、上智大学のさまざまな教育資源の提供を受け、これまでのルクスプログラムに代表されるような特色ある札幌光星の学習のバリエーションがさらに広がっていくことになりますが、今日は、本校での生活を始めるみなさんに上智大学の新入生にも配付された「教皇フランシスコ15の言葉」という本から、いくつかの言葉を紹介します。これらの言葉には、教皇フランシスコの「あなたには幸せでいてもらいたい」との祈りが込められており、すべての人が心に留めておくべき生きる姿勢を示しています。これからの学校生活の中で悩んだり、つまずいたりした時などに、ぜひ思い出してください。
 一つ目。「自分の内面を読み解く」
 私たちの人生は、私たちに手渡された最も貴重な書物です。自分の人生を読み解く。自分の内面を読み解く。自分の歩みがどうであったか。穏やかな心で、ぜひ自分の内に入ってみてください。
 二つ目。「自分は唯一無二であることを忘れない」
 私たち一人ひとりは、唯一無二の存在であり、そのユニークさゆえに人から愛され、また人を他の誰にもできない形で愛するためにこの世に存在しています。交代要員のようにベンチに座っているのとは違います。世界に一つしかない。自由な存在で、愛の物語、神様との愛の物語を綴るためにこの世に生きているのです。
 三つ目。「自分自身を笑い飛ばすことを学ぶ」
 ナルシスト(自己愛のつよい人)は、常に鏡の中の自分を見ています。でも、たまには鏡を覗いて自分のことを笑い飛ばすことをお勧めします。自分自身を笑い飛ばすこと。いいことだと思いますよ。
 四つ目。「健康的な『落ち着きのなさ』を生きる」
 さまざまな願望や志を抱きながら、決して「自分は到達した」と感じられないその落ち着きのなさこそ、常にあなたを前進させていきます。大人になりたくないピーターパンのように、世界から孤立して自分の部屋に閉じこもっているのではなく、常に開かれた、勇気のある人でいてください。
 五つ目。「人と共に歩む」
 一人で歩くのはよくない。よくないし、それにつまらない。コミュニティーで、友人と、あなたを愛する人たちと一緒に歩みなさい。そして、転んでもまた立ち上がる。失敗や転倒を恐れてはいけない。歩く技術で大切なのは、「転んだままでいない」こと。
 最後に「あなたは最高の運命にあることを忘れないでいてください」
 神さまは私たちに最高を願っておられます。私たちに幸せでいてもらいたいのです。際限のない幸せ、そしてそのために利息を要求なさいません。イエスのしるしには下心や見返りのスペースがありません。神さまが私たちの心に残してくれる喜びは、満ち足りた無償の喜びです。それは水で薄めた喜びではなく、私たちを新たにしてくれる喜びなのです。
 本日入学されたみなさんには、本校での6年間の中で、他者のために生きる喜びを本当の喜びとすることができるよう、知的にも人間的にも大きく成長することを期待します。本校の校訓「地の塩 世の光」とは、自分自身の優位性をひけらかすことなく、自分の持てる力や才能を、それを必要とするすべての方に惜しむことなく差し出すこと、世界が平和になるよう、自分自身の持ち場でベストを尽くし、社会に貢献できる大人へと成長しなさいということです。「人にしてもらいたいと思うことを人にもしなさい」という聖書の教えの通り、札幌光星は、常にそのような姿勢をみなさんに求めます。他者との関わりによってしか、自分の幸福の実現に至る道が開かれないことを知り、他者のために尽くすことを歓びとする人になってください。札幌光星は、みなさんがその理想を実現するために心を込めてサポートしてまいります。
 保護者の皆様、御子息、御息女の本校への御入学に御理解、御協力をいただき、心から感謝申し上げます。環境が大きく変わり、まだ12歳のお子様を遠くの学校に通わせること、あるいは親元から離し、寮生活をスタートさせること、何かと御心配なことも多いかと思います。担任副担任をはじめ、学園が一致団結してサポートしてまいります。本校は「学校は楽しいところ」をモットーとしております。どうぞ安心してお子様を送り出してください。多くの仲間との関わりの中で、人間味豊かに成長していく姿を毎日楽しみに送り出してください。これから6年間の御支援と御協力を重ねてお願いいたします。
 新入生のみなさん。みなさんが6年後に有終の美を飾り、次のステージへと羽ばたいていくことを心より期待しております。

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