札幌光星中学校・札幌光星高等学校

2022年度高校オーストラリア短期語学研修レポート

10日目・最終日

ついにブリスベンを離れるときが来ました。午前中は、ブリスベンの美術館、St. John’s Anglican Cathedralを訪問しました。美術館では、アボリジナルアートを現代的に解釈した作品を鑑賞しました。教会では荘厳な雰囲気の中で心を鎮め、この短期語学留学を思い直し、次のステップへ進む意思を固めることができました。

昼食は、慣れ親しんだブリスベン中心街のクイーン・ストリート・モールで各自とり、バスから眺めるブリスベンの街並みに名残り惜しさを感じながら、ブリスベン空港へと向かいました。

ブリスベン空港を離陸すると、綺麗な夕日が出迎えてくれました。これまでの緊張を和ませてくれます。少し感傷的になりながら、その後シドニー空港を経由して、羽田空港・新千歳空港と乗り継いで皆で帰路へとつきました。

短い期間の中で得た多くの経験を、これからの高校生活やその後の人生に大いに活かし、国際的な視野を持って他者のために尽くすことのできる人へと成長することを願っています。

9日目

今日はホストファミリーとお別れの日です。帰国に向けて、夜はブリスベン市内のホテルに一泊します。

昨日BBQランチを楽しんだ駐車場にそれぞれのホストファミリーが送ってくださり、スーツケースと共に朝7時〜8時に集合しました。日本と同様、ブリスベン市内の朝も渋滞がつきものです(ちなみに、市内の道路では高頻度で日本車を見かけます)。ブリスベン郊外のお宅にお世話になっていた人は、渋滞を見据えて朝5時起きで荷物を整え、それぞれのホストファミリーとお別れの挨拶をして来たそうです。

今日は4台のバスに分かれ、事前に各自が希望したオプショナルツアーに行きました。【①市内観光&ローンパインコアラ保護区】【②タンガルーマ島アクティビティ】【③ムービーワールド&アウトレットモール】【④ドリームワールド&サーファーズパラダイス】のコースです。

今日は、降ったり止んだりを繰り返す雨天。雨の止み間をうかがいながら、各コースのプログラムを最大限楽しみました。オーストラリアの多様な動物とたっぷり触れ合うことができた①・片道1時間15分の船旅で渡島し、島の砂丘でスリリングなサンディングボードを楽しんだ②・いろんなジェットコースターに乗り、映画の世界とショッピングを存分に楽しんだ③・動物と触れ合い、絶叫マシーンに乗り、美しいビーチを観てショッピングも楽しんだ④……それぞれのコースで、夕方までたっぷりと充実した時間を過ごすことができました。

オーストラリアでの宿泊も、今夜が最後です。明日は昼過ぎまで全員でブリスベン市内を観光し、その後空港に向かいます。最後の最後まで、存分にオーストラリアに、何より英語に浸りたいと思います。

8日目

今日で、語学学校の授業は最後。午前中は、卒業証書授与式を行いました。式では、昨日作成したスピーチを披露するなど、これまでの授業の成果を存分に発揮することができました。この数日間のたくさんの気づきと自分の気持ちを、具体的に、そして思いを込めて英語で発表してくれました。

校長のBarryさんからは「Live Love Learnを実現できる場所がLANGPORTSであって、生徒の皆さんには、ここでの学びを通して様々な場所で様々な人と共に世界のために行動することができる人物になってください」とお言葉をいただきました。また、「ホストファミリーに感謝を、そして、何よりこの留学を支援してくださっている保護者の方に感謝をし、帰国後にはこの留学で得たことや経験を語ってほしい」と力強く仰っていました。

Barryさんからメッセージをいただいたあとは、駒井校長からも英語で、皆さんへの熱いメッセージがありました。この留学の経験を活かして、隣人を愛し、国際的に活躍できる人物へと成長をしてほしいと願っています。

セレモニーの最後にBarryさんから名前を呼ばれ、一人ひとり、Barryさんと熱い握手をした後に大きな拍手の中で卒業証書と集合写真を受け取りました。皆、はにかみながらも充実感いっぱいの笑顔で受け取っていました。ランチは、語学学校の先生方と近くの公園に移動してBBQランチでした。今日も、気温30℃前後のからっと暑いブリスベンの晴天のもと、1時間半ほどゆったりとした時間を過ごすことができました。

午後は、最後の授業です。余すことなく英語を吸収しましょう。

7日目

今日は,オーストラリアン・カソリック・ユニバーシティ(ACU)へ見学に行きました。ACUに通っている日本人学生から,「なぜオーストラリアに住んでいるのか」「なぜオーストラリアの大学に通っているのか」「なぜオーストラリアの中のブリスベンなのか」「英語を習得するために日々どんな工夫と努力をしているのか」など,素晴らしいお話を聞くことができました。英語で日記をつけることは、すぐに始められて効果的な学習方法だそうです。出来事だけを記すのではなく、気持ちや自分の考えを英語で表現することが大切とのこと。英語で気持ちを表現することの難しさや、一歩踏み出す勇気の必要性などを、経験を元に語ってくださいました。我々はほんの数日の滞在ですが、ブリスベンで英語漬けの日常を体験した上で体感しているもどかしさや向上心に、ジャストタイミングで沢山のヒントをいただきました。

講演会の後は,体験授業も受けることができました。映像・音声の授業では、映画『ハリーポッター』の吹き替えを体験。自分が演じた声・作った効果音が、目の前で編集されて作品になる一連の様子を体験することができました。ワンシーンが出来上がった時には、歓声が上がりました。また美術の授業では、カードにランダムに描き込まれている線や点を元に想像力を働かせ、1つの絵を制作。思った以上に難しくて、そしてとても面白かったです。ACUは、様々な分野の教育において世界でも定評がある大学とのこと。語学を身につけることで、学びの世界が広がることを経験できたような気がします。午後の授業の合間に「海外の大学も、進学先として考えてみようかな」と話している生徒もいました。

語学学校での授業は、明日が最終日。明日は学校の近くの公園で、バーベキューランチです。ホストファミリーが作ってくださったランチをいただくのは,今日で最後。ホストファミリーに感謝をしながらいただきました。

午後の授業では,クラスによっては、明日の卒業証書授与式で披露するスピーチを作成していました。「歌ってもいいし、詩にして朗読してもいいし、自由な形式でスピーチしていいよ!」と、先生。これまでの濃密な日々を思い返しながら,自分の伝えたい気持ちが一番伝わるように単語を選んでいる様子が印象的でした。

明日は、最後の授業となります。残りの時間を大切に過ごしましょう。

5日目・6日目

週末(土曜日・日曜日)は,それぞれのホストファミリーと過ごしました。

ブリスベンに到着して以降,連日快晴が続いています。通り雨に数分間あたることはありましたが,とてもいいお天気の日々です。週末もお出かけ日和で,気温は30℃前後で日中はからっと暑かったです。ゴールドコーストのビーチやローンパインのコアラ保護区,ショッピングに行ったり外食をしたりなど,過ごし方は様々だったようです。ブリスベンでの休日をそれぞれが満喫できたようで,各自の日記からも楽しさが存分に伝わってきます。人によっては,すっかり日焼けしています。

語学学校での授業も,早いもので残すところ2日となりました。残りの時間を大切に,英語漬けの生活を送りましょう。

4日目

語学学校への登校2日目です。ホストファミリーのお宅でも2晩過ごし,関係を築くことができて安心した人も多い様子です。登校時もリラックスした表情で,「good morning!」の挨拶の声も大きくなりました。英語を使うことに慣れてきた様子で,2日目にしてすでに成長を感じます。9時のミーティングまでの間にラウンジで友達と話す時・引率教員に質問をする時・毎日提出する日誌を書く時など,語学学校のレッスン以外のシーンでも自主的に英語で表現する人が昨日よりも増えました。

午前は,昨日と逆のグループで,博物館の見学とブーメランペインティングを行いました。Aグループが行ったブーメランペインティングでは,ブーメランの歴史やアボリジニの方が使うシンボルの意味を学習してから,各自でストーリーを考えて学んだばかりのシンボルでデザインし,アボリジナル・ペインティングにチャレンジ!ドットで描くのが特徴的です。ここでは,綿棒で描きました。

その後,昼食を挟んで,午後の授業に。休み時間には卓球スペースで遊ぶ人たちもいました。各教室からは,アクティブに英会話を学んでいる声とペーパーに集中して取り組んでいる静寂とが,交互にテンポよく漂ってきます。

明日・明後日はみんなどのように過ごすのでしょう!各ホストファミリーとも,週末どのように過ごそうかと話題になっているようです。それぞれに良き時間を過ごしてください!

3日目

授業初日の今日は,昨晩までの疲れも取れないなか,朝9時に学校に全員集合できました。慣れない公共交通機関での登校ということもあり,朝早く起きて経路を間違えないようにチェックをしながらの登校となりました。

ロビーに到着すると,昨夜各ステイ先でどんな時間を過ごしたかを話してくれました。ファミリーとお家で映画を観た・おしゃべりをした・お家の猫が懐いてくれた・近所を案内してもらったなど,それぞれに穏やかな時間を過ごせたようです。

午前中は,博物館に行くグループと,アボリジニ文化をブーメラン作成を通して学ぶグループに分かれての活動となりました。博物館では,ブリスベンやオーストラリアの生態系や環境,文化などを学ぶことができました。明日は,午前のプログラムをグループを入れ替えて行います。

午後は,語学学校で4つのグループに分かれて3時間分の授業を受けました。
少人数のクラスで,生徒一人一人が集中して取り組んでいました。

明日の授業を終えると,土日は学校はお休みです。
ホストファミリーとたっぷりと一緒に過ごす週末です。
学校とは違う学びの多い時間となることでしょう。
かけがえのない時間を大切に過ごしてほしいと思います。

2日目

機内でしっかりと休んでシドニーに無事に到着し,入国審査では,預け荷物のチェックをドキドキしながら終えました。シドニーの街並みは飛行機の窓から眺めたのみで,すぐに国内線でブリスベンへ移動です。

日本人も少なくなり,聞こえてくる会話も英語ばかり。ホストファミリーがどんな方なのか,ちゃんと話ができるのか,オーストラリア国内に入ってからは,疲労も手伝ってか少し不安そうな声もちらほら聞こえました。ブリスベンの語学学校に到着したのは,15時頃。約30時間の大移動後でしたが,語学学校の先生方の明るい歓待を受けて,皆笑顔でした。オリエンテーションでは,みんな語学学校の先生の説明を集中して聞いていました。

学校のルール・ホストファミリーとのコミュニケーションの大切さ(オーストラリアの生活習慣や各ホストファミリーの生活ルールを理解しながら,分からないことはちゃんと質問をすることなど)を教えていただくと,ホストファミリーが次々にお迎えに来ました。

この初日から,生活の全てが英語です!
たくさん会話をしていきましょう!

1日目

新千歳空港に10:00に集合し,いよいよブリスベンでの語学留学が始まります。今日の札幌の気温は例年のこの時期よりも暖かく,空も晴れ渡っていますが,これから向かうブリスベンは晩夏の暑さで日差しも日本より強いそうです。集合場所にあらわれたみんなの服装も,札幌の気候とブリスベンの気候を考えてきた様子です。

今日は,新千歳空港〜羽田空港〜シドニーへと飛行機を乗り継ぐ移動日です。
ブリスベンへは,翌日の昼の飛行機で向かいます。羽田空港ではホストファミリーへのお土産の確認や日本食を食べ,気合い十分です。羽田空港での長い待ち時間も,これから始まるホームステイへの期待と不安であっという間に過ぎ,離陸しました。