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2018.06.20 区分 中学 高校

宗教講話6月

新約聖書 使徒言行録2章1節~13節

 五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい嵐が吹いてくるような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
 さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。人々は驚き怪しんでいった。「話をしているこの人たちは、みなガリラヤの人ではないか。どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」人々はみな驚き、とまどい、「いったい、これはどういうことなのか」と互いに言った。しかし、「あの人たちは、新しいぶどう酒に酔っているのだ」と言って、あざける者もいた。


 キリスト教の三大祝日の一つである「聖霊降臨祭」は、イエスの十字架上の死に混乱し絶望していた弟子たちの中に、復活したイエスが現れ、喜びと希望を与えたことを祝う最大の祝日です。ユダヤ教の祝日のために各地から神殿に集まっていた移住者が、それぞれの母国語でイエスの言葉を理解したという聖書の物語は、人々の心が通じ合い、イエスからの愛の霊を受け取ったと理解できます。
 言葉は、意志・感情・考えを伝えることができ、それが通じた時には一致や協力をもたらします。お互いが人を大切に思うとき、心と言葉が通じ合い、分裂は起こりません。言葉には人を結びつける力があります。人々の心を理解し、受け入れ、人を励ます言葉を発していきましょう、というお話でした。

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